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ディズニーランドのスタッフはミッキーマウスの中身を知っています。
ディズニーランドのスタッフはミッキーマウスの中身を観客に紹介したりはしません。
観客も、ミッキーマウスの中身を知りたがったりしません。
知らなくても楽しいから。
マジシャンはマジックのタネを知っています。
マジシャンはタネを観客に教えたりはしません。
でも、ミッキーマウスの中身と違い、観客はしばしばタネを知りたがります。
動機はいろいろ。
マジシャンにダマされてくやしいとか、
凄いタネに違いないから知りたいとか…
でも、マジックのタネってほとんどがミッキーマウスの中身のようなもので、
知ったからといって別に面白いものではありません。
タネを知った観客の反応は9割が「なーんだ」です。
純粋にマジックを観客として楽しむなら、タネは知らないほうが
絶対に楽しいです。
タネはわからないけど楽しかったからいいや!
と思ってもらえるようなマジックを心がけています。
ハードルは高いけど。
先日、久々にTVのマジック番組を観た。
その中でストリートマジックをやっていた。
道ばたで人をつかまえて、マジックみせてあげますよ。
ってヤツだ。
その中のひとつ、女性から借りた千円札を紙に包んで燃やす。
それがなんと、女性の食べた大福の中から出てくる!
というネタ。
不思議。めっちゃ不思議。
だけど…
まず食べてる大福のあんこの中からお札が出てくるという状況が不衛生。
さらにそのマジシャン、大福から出てきたあんこでべちゃべちゃの
千円札を、そのまま女性に返していた。
それは、マジック云々という前に、常識としてアカンのとちゃう?
そのべちゃべちゃの千円札を彼女にどうしろと言うんでしょう。
記念に持っておいてとでも?
TVやから彼女は笑顔やったけど、リアルやったら困る。
そりゃあ、きれいな千円札にとりかえて返すよりも、
そのままべちゃべちゃの千円札を返した方が、インパクトはあるけどね。
TV番組に限らず、マジック観てると時々こういう場面にでくわす。
レモンからでてきた、観客のサイン入りトランプをプレゼントしたりとか
(これもべちゃべちゃ)
マジシャンはとにかく不思議がらせることを優先して、
インパクトをねらってるんやなぁと感じる。
観客に自分のことを覚えておいてもらいたいんでしょうね。
でも、押しつけはいけません。
ーーー
観客はたぶんマジックに、不思議→楽しい、を求めてる。
底なしの不思議とか、べちゃべちゃの記念品は求めてない。
でもこのマジックで女性はきっと、不思議→不快→困る。
そのあたりも考えていきたいなぁと思いました。
そういえば昔、カードを生卵の中に入れるマジックをしたことがありました。
思いだすと「とにかく不思議やったらいい」と考えていました。
見せられた人、不快やったやろな。
さすがにプレゼントはしなかったけど、生卵にまみれたカードを見るだけで…
自分も不快やったので、2度とやってません(^^;)
「今すぐ書け、の文章法」堀井憲一郎
の中にこんなフレーズがあった。
「書く前に考えていたことしか書けない文章は失敗である」
文章を書いている人のスタンス。
文章を書いているうちに、筆がのってくる。
当初の想定と違ったもの、より面白いものが書ける。
「自分でも驚くような文章を書け」
---
「演じる前に予定していたことしか起こらないマジックは失敗である」
これもゲストじゃなくて、マジシャン側のスタンスで。
マジシャンが完全にそのマジックになれきっていて、予定調和になってる場合、
不思議なことが起こるけど、それを起こすマジシャンの態度が、
「あたりまえ」になっちゃってる場合。
そんなマジックはつまらない。
マジックって、不思議現象のオチは決まっている。
それに向かってマジシャンは場をコントロールする。
でもそれが、予定調和であるとゲストに伝わってはつまらない。
場の雰囲気や、ゲストとのやりとりを通して、マジックがどこに向かっているのかわからない、
それにマジシャン自身もゲストも巻き込まれている状態が面白い。
「自分のマジックで自分も驚け」
久々にマジックの書籍を買った。
「知識ゼロからのマジック入門」ふじいあきら
入門書なので、紹介されているネタはスタンダードなもの。
どの入門書にも書いてあるものがほとんど。
でもいくつか、ふじいあきらさんらしい、ゆかいな演出のネタがあった。
僕には、ネタの紹介よりも、ふじいあきらさんのコラムが面白かった。
マジシャンふじいあきらが出来上がっていく過程を書いてある。
TVでマジックを観てハマったとか、ずっとトランプを持ち歩いてたとか、
最初は全然しゃべれなかったとか…
僕のマジックの歴史と似ていて共感した。
ふじいさんほど、深くはないけど。
ーーー
マジシャンの多くは、モテるためにマジックを始める。
マジシャンには元々コミュニケーションが苦手な人が多い。
おしゃべりが上手な人は最初からマジックを始めない。
マジックしなくてもモテるから。
そんな非モテな人が他人の関心を引くためにマジックを始める。
スゴイと言ってもらいたい。そのために。
だから、最初のうちは面白くない。
不思議だけど退屈なパズルみたいなマジックを見せる。
その先に分かれ道がある。
自分のためのマジックを続けるか、
見る人のためにマジックをするか。
ふじいさんはあるとき気づいたんですね。
マジックは人を楽しませてナンボやと。
そこからトークや演出を磨き始めた。
マジックが「上手い」マジシャンはいくらでもいるけど、
ふじいあきらさんは「上手い」と「楽しい」のバランスが絶妙。
好きなマジシャンのひとりです。

昨日は長女の授業参観。
僕はポケットにマジックの道具、スポンジボールを2個しのばせて、
ちょっと早めに小学校へ向かった。
小学校につくと僕の期待通り、子どもたちが
「マジックして!」
とよって来てくれた。
いつもなかなかマジック見せてあげられないんだけど、
今日は特別。
2個のスポンジボールで、プチマジックショー。
ーーー
スポンジボールという道具、とっても便利。
持ち運びにかさばらないし、ポケットに入れておけば、
いつでもどこでも子どもが喜ぶマジックができる。
このマジックに使うのは、基本はテクニックだけ。
ボールにはタネもしかけもない。
ただのフワフワのスポンジボール。
使うテクニックは、コインマジックに近いんだけど、
道具がやわらかいことで、コインよりも簡単に不思議なことができる。
この素材を最初に使ったマジシャンは天才です!
トランプの文字が読めない小さい子でも楽しめるので、
これから子どもたちのためにマジックを始められる方には、
スポンジボールがオススメです。
数人だけに見せるストリートやテーブルマジックだけじゃなくて、
ちょっとしたステージでも見せることができます。
ーーー
僕の場合正式なレパートリーだと、大中小合計5個のボールを使う。
でも2個だけでも、けっこうなマジックができる。
これだとズボンのポケットに入れておいて、いつでもどこでも取り出せる。
こんな感じ。
一個のボールをポケットから出して、子どもにさわってもらう。
「やわらかいやろ。やわらかいからな、こうやったら…」
ボールを両手で2つに引きちぎる。
「ぶちっ!」
子どもたちから悲鳴。(わー!ちぎれてもた!!)
「でも、だいじょうぶ。いちにのさん」
ちぎったボールを両手の中でもみもみすると…
2個の丸いボールになってる。(え~!?)
ボールを引きちぎる、普段はしない、やっちゃいけないことをする、
このドッキリからはじめるのがミソ。
子どもの関心を引きつけます。
このあと、ボールが右手から左手にワープして、
最後は僕の手から子どもの手にワープする。
ゲストの手の中にワープする、ここがスポンジボールのクライマックス。
子どもの手の中で、不思議が起こる。
ここの子どものリアクションが楽しい(^^)
これをコインでやろうとしたら、かなり大変。
だけど、スポンジボールなら比較的簡単にできます。
そして、子どもたちはビックリ大喜びしてくれます。
さあ、今すぐ買って練習してください!w
<オススメ商品名>
スポンジボール(DPグループ)
スーパースポンジボール(テンヨー)
ーーー
このプチマジックを、昼休みに低学年の校舎5カ所で開催。
先生、掃除のじゃましてごめんなさい(^^;)
先週土曜日、JR大阪三越伊勢丹のおもちゃ売り場で、
「パジック!牛乳パックでマジックボックスづくり」
を開催しました。
合計7組の親子が参加くださり、みなさんキッチリと
マジックボックスを完成させて帰ってくださいました。
ぜひ、ご家族やお友達にマジックを演じて、
ビックリ喜ばせてあげてくださいね(^^)
参加してくださってどうもありがとう。
ーーー
初めてのオープンな場所でのパジック講座。
参加するお子さんの年齢指定もなかったので、
どんなマジックにするか悩みました。
まずマジックがわからない小さい子でも、ビックリ箱として楽しめるもの、
それにマジックとしての演出を加える、
マジックの演出を2段階、幼児向けの簡単楽しいバージョンと、
小学生対象のちょっと練習、できたらカッコイイバーション。
という形になりました。
あるママさんは小学生と幼児のご兄弟と簡単バージョンをつくられたのですが、
終わった後、小学生向けのかっこいいバーションの演出を熱心に聞いてくださいました。
ーーー
さらに内容をねって、また機会をもちます。
お楽しみに~(^^)
「もっとマジックおしえて!」
男の子が声をかけてくれました。
ーーー
昨日は兵庫県家庭応援県民大会。
お世話になってる県の職員さんに呼んでいただき、
「パジック!父と子のコミュニケーションマジック」の
デモンストレーションをしました。
会場は兵庫県公館。
めっちゃ歴史ありそうな立派な建物です。
参加者は200人。
知事の挨拶からはじまり、写真コンテストの表彰式、大学教授の講演など、
これ、僕が壇上に上がっていいでんすか!?
って感じの立派な大会でした。
僕の出番はいちばん最後。
父親の子育て応援の実践事例としての、パジック!実演。
1、マジックショー、
2、パジック!講座で父子に作ってもらうマジックの紹介、
3、すぐにできる簡単マジックレクチャー
の3本立てのステージです。
最後なので、とにかく楽しい感じで盛り上げました。
張り切りすぎてマジック道具こわれたけど、誰も気づいていないはず…(^^;)
終了後、何人かが声をかけてくださいました。
「男性の子育て応援という、新しい世界を知りました」
「教えていただいたマジック、デイサービスで参加者さんにやってみます」
嬉しかったです。
中でもいちばん嬉しかったのは、冒頭の男の子の声でした(^^)
パパに連れられて、恥ずかしそうに…
ごめんね、教えてあげられるネタあんまり用意してなかったけど、
ぜひマジシャンになってください!
男性が嬉しいあいずちは「すごいすごい」
女性が嬉しいあいずちは「わかるわかる」
男性は尊敬を求め、
女性は共感を求める。
だからマジシャンには男性が多い。
「すごい」と言われたい、という動機でマジックを始めるから。
だから女性はマジックを観るのが好き。
横でいっしょに観てる人と、
「不思議やね~」の共感ができるから。
ーーー
マジシャンとゲストが1対1のときに、マジックしてはいけません。
そこには共感がないから。
ゲストを不思議がらせる事はできるけど、
不思議→楽しいとはならない。
彼女とデート中にマジックしてはいけません。
これがわからなかった僕は、よくコケました。
すごーく、微妙な空気になるよ。
やめとこうね。絶対。
経験からの忠告です(^^;)
ーーー
1対多数でマジックをするのがいい。
できれば女性が複数いる場で。
女性のゲスト同士は、不思議を共感する。
共感することによって、不思議→楽しい、となる。
今の僕の目標は、
男性マジシャンという立場のまま、その共感にまざって、
より場を楽しくすること。
ゲストの不思議→楽しいに、マジシャンも共感できるような
マジック。
ただし、タネの秘密は保持したままで。
そこがむずかしい。
むずかしいけど、面白い。
マジシャンとゲストの溝を飛び越えたい。
前回の記事で、1対1でマジックしてはいけないと書いたけど、
相手が幼児以下の子どもなら、1対1もオッケーです。
幼児はマジックを単なる魔法だと思っているから。
タネの存在を知らないから。
マジシャンもタネを知らないフリをして、
ただいっしょに不思議がればいいです。
幼児の不思議に共感して、
「わー、不思議やね!なんでこんななるんやろ?」
これでいい。
でも、子どもが小学生以上になるとやめたほうがいいです。
4歳の次女は、ときどき1対1で「マジックして」と言ってきてくれます。
2年生の長女は、もう言ってきません。
マジックにはタネがあって、パパは自分をダマしてると知ってるから。
共感できないから。
1年生のときに、1対1でマジックをしたことがあって、
そのときすごく微妙な空気になりました…(^^;)
それ以来、パパのマジックを長女は観ません。
友だちといっしょのときはしかたなく観てくれますけれど…
あけましておめでとうございます。
去年はいろいろなところでマジックショーだけじゃなく、
パジック!講座をさせていただけました。
1、父と幼児でマジック遊び
2、父と小学生でマジック道具作り
3、お父さんへのマジックレクチャー
おかげさまでパジック!講座の幅がひろがりました。
今年もマジックで、絆をつくるお手伝いをして、
人々の笑顔を増やします。
パパ、プチ芸人化計画で、
日本を10パーセント明るくする。
継続中。